PHILOSOPHY

　色とりどりで華やかに香る、その時期にしか味わえない果物。丁寧につくられた、新鮮でみずみずしい果物。果物のある生活は、心も身体も豊かに導いてくれます。ハナフルはフルーツ専門店として30年以上にわたり、味や質にこだわった美味しい果物を届けてきました。

　現代では食のあり方が多様化し、世界中のありとあらゆる食品を手軽に口にすることができます。そんな時代の中で、果物を食べる習慣そのものが少なくなってきていると感じます。

　フルーツの未来を見据えたとき、改めて私たちがフルーツのリーディングカンパニーとしてしなければいけないこと。それは、果物のある生活の豊かさを伝えることです。果物は、季節ごとの美味しさを楽しむことができ、健康面でも身体が喜ぶものであり、生産者の思いも感じられるものであること。それらを多くの人に伝え、果物を取り巻く環境や文化を大切に育てていけたらと考えています。

　またフルーツの未来を守るには、作り手である生産者の方々が、持続可能なかたちで生産できる環境であることも不可欠です。私たちは日本各地の生産者の声を聞き、手をかけ愛情を込めて美味しい果物がつくられていることを知っています。そうした果物が適正に評価され、利益としてきちんと生産者に還元される環境でなくてはなりません。生産者の方々の生活を守るためにも、長年にわたって築いてきた日本各地の契約農家の方々との信頼を、今後も少しずつ深めていくことが重要です。

　ブランドのキーカラーが表しているものは、果物を育む「水」と「土」。産地や作り手へ敬意を抱きながら、果物を取り巻く環境や文化を育てていきたい、という思いが込められています。そのうえで、果物が現代のライフスタイルに溶け込むにはどんな提案ができるかを常に考え、果物のある生活の豊かさをたくさんの人に伝えることができるよう、活動していきたいと思います。