<特徴>
岐阜県発祥の完全甘柿で、果実は丸に近い四角です。果皮は光沢があり橙紅色、果肉はとろけるような柔らかさで、糖度は16〜19度と高く果汁が覆いの<が特徴です。重さは230~280gあり、食感はシャキシャキしており、現在、富有柿は柿の中では最も多く生産されている品種となっています。産地により微妙に色や形が違に違いがあり、福岡県産は赤が濃く腰高の傾向があり、岐阜県産などはややオレンジが強くて比較的平たいようです。
岐阜県で誕生した甘柿の代表的な品種として知られており、市場の半分以上を富有柿が占めています。別名「甘柿の王様」と呼ばれています。また、富有柿と次郎柿は柿の代表格でよく比較されたりします。「富有はあごで食べ、次郎は歯で食べる」と言われていて、富有柿は果肉がやわらかく、次郎は硬めで歯ごたえがある柿ということを表しています。
<250グラム(1個)あたりのカロリーと主な栄養素>
約150kcal
ビタミンCが豊富で、みかんの約2倍あります。1個で1日のビタミンC必要量をほとんどまかなえるくらい含まれています。疲労回復、風邪予防、老化防止に効果があります。
<おいしいものの見分け方>
柿の果実とヘタがくっついていて、隙間のないものを選びます。隙間があると傷みやすくなります。果実にはハリとツヤがあり、手に持ったときに重みのあるものを選ぶと良いです。
<ハナフルオススメの食べ方>
種の周辺とお尻の部分が甘味が強いので、縦にくし形切りにして食べると甘味をバランスよく味わうことができます。少しかためのものは、千切りにして大根と柿のなますにしたり、ほうれん草、にんじん、しいたけなどとの白和えにすると柿に自然の甘味があるので、和え物に使う砂糖の量を減らせるのもポイントです。サラダの食感や彩りにもオススメです。
<保存方法>
そのまま置いておくと2〜3日で柔らかくなります。柿のヘタを下にして、ヘタが乾かないように濡らしたキッチンペーパーなどを敷き、袋に入れてから冷蔵庫で保存すると2〜3週間の間はシャキシャキとした柿が保たれます。もし、熟しすぎてしまった柔らかい柿は、半分にカットしてラップをして冷凍庫で軽く凍らせてシャーベットにする方法もあります。