栄養と滋養に満ちた日本が誇るドライフルーツ

福蜜柿(ふくみつかき)

主な産地 | 富山県
出荷時期 | 10月下旬~12月下旬

<特徴>

10月下旬~12月上旬にかけて干柿に最適な大きめの渋柿「三社柿」の皮をむいて糸をヘタに縛り付け竹の棒に吊るし、それらを干し台に架けて、ガラスハウス内での遠赤外線を使った乾燥と屋内での休乾を繰り返しながら約20~25日間かけてゆっくり乾燥させます。屋内の休乾の時には柿一個づつ手で揉んで水分と甘味を均等に行き渡らせる作業を行います。その作業によって硬すぎず、柔らかすぎない適度な歯ごたえが生まれます。そうして果肉の中は完全に干し上がってないトロトロの甘味が特徴の「あんぽ柿」として福蜜柿が出来上がります。ひと昔前は柿の皮むきも手作業で、干し台も外での天日干しで「柿架」と呼ばれるもので干していました。最盛期には数万個の柿が天日干しされてる光景がありましたが、現在それを行なっているのは、一軒の農家さんのみです。

「福蜜柿」には、富山の雪深い冬がやってきても健康で病気知らずな日々を送りたいという人々の願いが込められているみたいです。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約276kcal

柿にはビタミン、カロテン、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれてます。干柿にすることでビタミンCは減りますが、ビタミンAが2倍、カロテンが3倍、カリウムや食物繊維も大幅に増えます。ビタミンAは粘膜を強くし、カロテンは抗酸化作用で活性酸素を取り除き、カリウムは血圧の上昇を抑える効果が期待できますし、食物繊維は干柿2個で1日分の摂取量を満たすと言われてます。正直、効能は挙げだすとキリがありません。干柿は栄養満点の滋養強壮に役立つ果物なのです。

 

<おいしいものの見分け方>

 

<ハナフルオススメの食べ方>

保存も常温で良いのですが、冷蔵庫で冷やして召し上がるのがオススメです。ひんやりとした舌触りは最高です。