<特徴>
佐藤錦に天香錦を交配し、1991年に品種登録されました。山形県が全体の80%を占めており、さくらんぼの生産量は佐藤錦に次いで2位です。果形は短心臓形、大きさは9g程と大きめで、果皮の色は鮮やかな紅色、国産のサクランボの中では濃いめ。果肉の色はクリーム色。果肉は硬めでしっかりとしており、果汁はたっぷりと含まれ、糖度は20%前後、酸味は少なくとても甘く感じられます。収穫時期は、6月下旬から7月上旬で、佐藤錦のシーズン後半頃に旬を迎える為、お中元などのギフトに最適な、晩生の最有望品種です。
<10グラム(1粒)あたりのカロリーと主な栄養素>
約6kcal
さくらんぼはミネラルの中でも鉄分を多く含んでいます。この鉄分が不足すると貧血を起こすことで有名ですが集中力の低下や頭痛、食欲不振などの症状もでると言われています。
<おいしいものの見分け方>
果皮がつやつやとして張りのあるものを選ぶと良いです。色づきのよい品種なので、なるべく果実全体がきれいな紅色のものが良いです。また、軸が緑色かどうかもチェックし、軸が茶色くなったものは鮮度が落ちているので注意してください。
<ハナフルオススメの食べ方>
常温でもおいしいが、食べる1時間ほど前に冷蔵庫で冷やすか、氷水に少し浸してから食べるのがおススメです。また、砂糖と水で煮てコンポートにすると、生果とは違った味わいが楽しめます。
<保存方法>
乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れるとより乾燥を防止出来ます。紅秀峰は果肉がしっかりしている為、比較的日持ちしますが、なるべく鮮度のよいうちに食べ切る事をお勧めします。量が多くて食べきれない場合は、ジャムにしたり冷凍するという方法もあり、冷凍する場合は水洗い後にしっかり水分をふき取り、ラップで包んで保存用袋に入れて冷凍庫へ。半解凍で食べるとシャーベットとして味わえます。