金色の輝きは美味しさの証

ゴールドラフランス

主な産地 | 山形県
出荷時期 | 11月中旬~12月中旬

<特徴>

通常のラ・フランスよりも小ぶりのものが多いが形は一般的なラ・フランスと同じです。表面が全体に灰茶色のサビに覆われ、追熟させると正に「金」色を思わせるような色合いになります。豊潤な香りと、とろけるようななめらかな食感、さらにお口の中でひろがる濃厚な甘味。コクと深い旨味は格別です。

ゴールドラフランスはラ・フランスの枝替わりとして生まれた品種で、かつては全体に茶色っぽくサビが発生するため「サビ果」などとも呼ばれ市場には出せないB級品として扱われてきました。しかし、追熟させると普通のラ・フランスよりも舌触りや味わいがよく美味しいため、現在では「サビ果」ではなく「金系」と呼ばれるようになり、「ゴールドラフランス」として市場に登場するようになりました。この「金系」ラ・フランスは生産量が少ないということもあり、希少性からも高級ラ・フランスとして扱われています。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約54kcal

カリウムを多く含んでおり、カリウムは身体からナトリウムを出す働きがあるため、高血圧症の方によいとされていて、汗と共に流失しがちなので、残暑で汗をかいた時などには水分と共に補給が出来るよい果物です。

 

<おいしいものの見分け方>

ゴールドラフランスはサビと呼ばれる茶色の果皮に全体が覆われています。このサビが多いほど、おいしいと言われています。あとは、表面に傷が無く、部分的に柔らかくなっていたりしていないものを選ぶとよいです。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

舌触りが緻密で、クリ―ミーな味わいのゴールドラフランスをよりよく楽しむにはそのまま召し上がるのがよいです。軸近くの肩の部分を軽く押してみてわらかさを感じれば食べ頃です。また、食べ頃になると芳醇な香りを発し始めます。皮をむく時は、まず串切りにしてから芯を取り除き、そして面取りをするように皮をむきます。タルト生地やカスタードクリームとの相性もいいので、洋ナシを使ったタルトは定番です。あとは、ピューレやコンポート、ジャムなどもおすすめです。

 

<保存方法>

まだ熟していないものは、涼しい場所(15~20度くらい)に置いて追熟させます。乾燥防止のため新聞紙かポリ袋に包みます。長く保存したいときはそのままで冷蔵庫に入れ温度変化を出さないようにします。追熟してない状態だと3〜4週間保存できます。完熟すると日持ちしないので、なるべく早く食べてください。皮を剥き、串切りにして芯の部分も切り取った状態でレモン汁をしぼって、重ならないように並べ、冷凍庫に入れて一気に凍らせ、凍ってから保存袋などに入れて冷凍しておき、必要な分だけ取り出し、ちょっとだけ半解凍位の状態で食べるのもよいです。