<特徴>
黄金桃は果肉が黄色い黄桃の仲間ですすが、主に缶詰等の加工様で使用される黄桃に比べ、とてもジューシーで甘く、生食に適した品種です。「黄金桃」以外にも「黄貴妃」、「黄ららの極み」等幾つかの品種があり、「黄金桃」 はそれらの総称する呼び名として用いられます。「ゴールデンビーチ」という名称も商品名で、「黄金桃」と同じです。一般的には、表皮も果肉も黄色い物が多いですが、これは袋掛け栽培をして日光を当てないまま収穫した物で、日光を当てて栽培した物は、普通の桃と同じ様に表皮が赤く色づきます。マンゴーを思わせる綺麗な黄色い果肉は、ややしっかりした食感ですが、とてもジューシーで甘味も強く、適当な酸味もあり、濃厚な美味しさが楽しめます。
<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>
約40kcal
桃の主成分は果糖です。体内で代謝を経ずにエネルギーになるので、疲労回復に即効性のある有効な栄養素です。又、食物繊維も豊富に含まれていて、成長作用もあるので便秘予防にも効果があります。
<おいしいものの見分け方>
縦に伸びる縫合線(割れ目)に対して左右対称なものを選びます。作り手も大きい物の方に手をかける傾向がある為、大玉の方が美味しい物が多い傾向にあります。
<ハナフルオススメの食べ方>
桃は冷やし過ぎると味が落ちるので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に冷やして下さい。果皮の溝に沿って包丁を1周させた後、両手で軽く持って、種を軸にひねると2つに離れます。次に種を取ってから皮を剥いて下さい。桃はお尻(枝についていたのと逆側)が糖度が高くなっている為、味のバラつきが生じない様に、縦にくし切りにするのがよいでしょう。
<保存方法>
未熟で硬い桃は常温で柔らかくなる様に追熟させます。未熟な物を冷蔵庫に入れると追熟せず、そのまま傷み始めてしまいます。食べ頃の物を冷蔵庫で長時間入れる場合は、1つずつ紙に包んでビニール袋やポリ袋に入れて野菜室に入れて下さい。