香川県で進化した高糖度キウイ

香緑(こうりょく)

主な産地 | 香川県
出荷時期 | 10月下旬~3月上旬

<特徴>

ニュージランドから入ってきた品種ヘイワード同士が自然に掛け合わさり生まれた香川県のオリジナル品種です。果皮は固く長いうぶ毛で覆われていて果肉は濃いエメラルドグリーンで、ゴールドやレッド系のキウイでは出せない緑実のキウイのなかで最も甘くて濃厚な味わいと優しい酸味にフレッシュな香りを持つキウイです。一般的なキウイは平均100gなのに対して香緑は150g位から大きいもので300gになるものもあります。食べてみると、一般的なキウイの糖度が12~14度なのに対し、香緑は15度~高いもので18度以上になるものもあり、キウイ特有の甘酸っぱさは殆ど無く穏やかな酸味でとても甘く感じます。キウイの甘酸っぱさが苦手な方にもオススメな品種です。

10月下旬〜1月上旬までが収穫時期で、出荷は大体3月上旬までとなります。絶対的な数が一般的なキウイより少ないのであまり流通せず希少性の高い品種です。因みに香緑は、枝に成る実の数を一般的なキウイの約半分に減らして、その分の栄養をしっかり行き届かせることで実が大きくても、濃厚な甘さを持つものが育ちます。

キウイは樹の上では熟さないそうで、重くなり地面に落ちてそこから熟して香りが出てきて、その香りで動物達が寄ってくるそうです。それにならい少し特別な追熟方法として胸の高さから地面に落としてから追熟させる方法を一部生産者は行っているらしいです。もちろん土の地面での話です。硬い地面に落とすと実が潰れます。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約53kcal

ビタミンCがレモンの約2倍で、若返りのビタミンと言われるビタミンEも豊富で、食物繊維も、糖度の吸収を穏やかにしてくれる水溶性のものと、便通を良くする不溶性の2種類含んでいて、美容や免疫力アップに効果的です。

 

<おいしいものの見分け方>

ヘタの周りを触って確認します。ちょうどいい硬さは、鼻の先をつまんだときの硬さと同じくらいです。キウイは下から熟してくるため、上の部分が熟していれば全体が美味しく食べごろになっているサインです。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

香緑はそのまま食べるのが一番オススメですが、ジュースにしたりヨーグルトと合わせても美味しく頂けます。

 

<保存方法>

基本常温保存になります。常温で追熟させ、手で軽く握ってみて柔らかさを感じたら食べ頃です。また香りもしてくるので食べ頃の目安の一つにして下さい。果肉の軟化は割と早いので食べ頃になったら早目に召し上がって下さい。