日本葡萄の代表

種なし巨峰

主な産地 | 長野県、山梨県、福岡県
出荷時期 | ハウス:5月~8月初旬 、路地:8月~10月中旬

<特徴>

静岡県の大井上理農学研究所で「石原早生」×「センテニアル」を交配種させて作られ、正式な品種名は「石原センテニアル」です。1955年に研究所から見える雄大な富士山にちなんで「巨峰」と名付けられ登録されました。巨峰は自然に育つと700g~800gと大きくなり、糖度も低く果粒の色も薄く赤みがかり品質が落ちてしまうため、1房の粒数を調節することで糖度を高く、果皮の色も濃い紫にしています。もともとは種がある品種ですが、近年は種なしが好まれるため、ジベレリン処理をされた「種なし巨峰」が多く出回っています。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約59kcal

皮には栄養素が豊富に入っており、生活習慣病に効果があるとされるポリフェノールの効果の他にもエネルギー補給、疲労回復効果、美肌、高血圧予防、貧血の予防などその他多くの効能効果があります。皮ごと食べることでこれらの効果があります。果皮や果皮近くにアントアシニンが多く含まれ、視力回復に良いとされています。

 

<おいしいものの見分け方>

粒がふっくらとしていて、全体が濃く色づいておりハリとツヤがあり、軸が茶色く枯れていないもの。皮に白い粉が付いているもの。ずっしりとした重さがあるもの。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

茎に近い方が糖度が高いので、房の下の方から食べていくと最後の一粒まで甘味を感じながら食べれます。皮と皮の近くが最も美味しく栄養があるので出来れば皮ごと食べてください。皮が苦手でも皮を剥いでから食べるのではなく、皮ごと口に入れて後から皮を出すとおいしく食べれます。

粒の水気を綺麗に拭いて凍らせてシャーベットにするのも人工甘味料ではない贅沢な氷菓子になりオススメです。

 

<保存方法>

新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでの常温保存がよいです。冷やし過ぎると糖度が下がる冷蔵庫での保存は温度が比較的高めの野菜室がよいです。