女王の気品をもつ大粒赤ぶどう

クイーンニーナ

主な産地 | 山梨県、長野県、鹿児島県
出荷時期 | 8月下旬~9月上旬

<特徴>

「安芸津20号」×「安芸クイーン」の交配種で、2011年に品種登録された新しいぶどうです。「安芸クイーン」を親に持ち、旧系統名である「安芸津27号」の「27」と、スペイン語で女の子を意味するNINA(ニーニャ)にちなんで「クイーンニーナ」と名付けられました。酸味が弱く甘いのでさっぱり感はあまりありません。平均糖度が20度以上もあり、口の中いっぱいにジューシーで濃厚な甘みが広がります。またピオーネよりも大粒で、硬めの果肉なので食べ応えがあります。基本的に種無しですが、天候によりまれに入っていることがあります。皮は少し渋みがあるので、剥いてお召し上がり頂いた方が甘さをしっかりと感じることができます。

 

2011年に品種登録されたクイーンニーナはまだ生産量が少ない希少な品種である為、幻のぶどうとして出回っています。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約59kcal

疲労回復効果のあるブドウ糖、動脈硬化や老化の防止に期待できるポリフェノールが豊富です。またミネラルやペクチンも含まれており、生活習慣病や高血圧の予防などといった効果が期待できます。

 

<おいしいものの見分け方>

しっかりと色付いていて、ハリのある実をもつもの。乾燥防止の役割を持つ白い粉(ブルーム)が付いており、軸が緑色のもの。軸は時間が経つにつれて茶色く細くなっていきます。緑色のしっかりとしたものが新鮮です。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

食べる直前に水で洗って、生のままお召し上がり下さい。クイーンニーナ特有の濃厚な甘さをしっかりと堪能できます。また冷凍保存をすれば長期保存できる上に、シャーベットとしてもお召し上がり頂けます。

 

<保存方法>

房ごと保存する場合は、1房ずつ新聞紙やポリ袋でくるんで乾燥を防いで冷蔵庫の野菜室へ入れてください。粒だけの状態で保存する場合、ポリ袋や密閉容器に入れて冷蔵庫で保管して下さい。その際に、実の軸を少し残してキッチンバサミで房から粒を切り離して下さい。手でちぎり取ると実に穴が開いて傷みが早くなります。冷凍保存の場合は、房から切り離した粒の状態で保存します。お召し上がりの際に水で洗って表面を少し溶かせば、皮が剥けやすくなります。