瑞々しい果汁は幸せの香り

幸水(こうすい)

主な産地 | 千葉県、茨城県、福島県、長野県
出荷時期 | 7月中旬~10月上旬

<特徴>

「菊水」と「早生幸蔵」を親にもち、親のそれぞれの名前から「幸水」と名付けられました。「豊水」、「新水」とともに梨の「三水」と呼ばれる梨の代表品種の赤梨です。幸水は和梨の中でも最も沢山作られている品種で、和梨全体の約40%を占めています。

果実の大きさは一つ250g〜300gくらい。褐色または黄緑色がかった褐色になります。糖度は12度以上で甘さの中に程よい酸味もあり、果汁も豊富。食感も良好で、味と質の良さから長年愛されている梨となります。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約43kcal

梨の90%はほぼ水分ですが、カリウムやクエン酸などの栄養素もたくさん含んでいます。その中でも注目すべき栄養素はソルビトールです。ソルビトールとは、果糖の一種でこのソルビトールには整腸作用があります。また、通常の糖類と比較して、低カロリーでなおかつ虫歯になりにくいといった特徴もあります。このソルビトールを最も多く含む果物がこの梨です。ちなみに、ソルビトールは1度にたくさん摂取し過ぎるとお腹が緩くなってしまう可能性がありますので摂り過ぎにはご注意下さい。

 

<おいしいものの見分け方>

軸がしっかりとついて持ったときにしっかりとした重量感がある、果皮が適度な褐色に染まっているか、傷がないものを選ぶと良いです。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

1/4または1/8カットのくし形にして食べるのが一般的です。軸よりお尻の方が糖度が高く、その為くし形にカットして軸側から食べると甘みを最後まで楽しめます。

 

<保存方法>

新聞紙に包み、ポリ袋に入れて野菜室に保存してください。梨は気温が高いと痛みやすく、乾燥すると中の水分が蒸発してしまうので保管には注意が必要です。気温の高い時期に出荷される品種なのであまり日持ちは良くないので、早めに食べるのがオススメです。