小さな幻の春柑橘

黄金柑(おうごんかん)

主な産地 | 鹿児島県
出荷時期 | 3月~5月

<特徴>

明治時代に「黄蜜柑(きみかん)」として食べられており、のちに黄金柑と名前が変わりました。神奈川県では「ゴールドオレンジ」と呼ばれてます。果皮が黄色く、重さは60~80gと小さめですが、さわやかな香りで果汁が多く、酸味は控えめです。見た目は酸っぱそうですが、糖度が12〜14度あり、酸味の少ないグレープフルーツのような感じで甘くて食べやすいです。皮は厚みがありますが手で剥くことができます。またアルベド(白い繊維)は苦味が少ない上、ジョウノウ膜も薄いので袋ごとそのまま食べることができます。

生産量は非常に少なく、幻の果実と言われています。枝にあるトゲが果実を傷付けることがあり育てることが難しい為、また小ぶりなので見栄えがしないということが出回りにくい理由だといいます。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

25kcal

美肌効果を持つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維も豊富に含まれています。また黄金柑特有の爽やかな香りにはアロマ効果もあるので、脳をリラックスさせることもできます。

 

<おいしいものの見分け方>

皮にハリがあり鮮やかな黄色のもの、手に持ってみて重みのあるもの。皮のシミや傷は味には影響しません。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

ヘタの方から皮を剥き、果肉は1/4にカットするとちょうどいい大きさになります。種は稀に入っていることもあります。皮ごとジャムにしたり、果汁が多いのでゼリーやジュースにしても美味しくお召し上がり頂けます。

 

<保存方法>

直射日光の当たらない冷暗所で保管、日持ちは1週間〜10日程が目安です。もう少し日持ちさせたい場合は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管して下さい。