紅色に進化したデコポン

大将季(だいまさき)

主な産地 | 鹿児島県
出荷時期 | 12月中旬~2月中旬

<特徴>

一般的なデコポンに比べ頭のデコはやや低めです。大きな特徴は果皮、果肉共にデコポンよりも赤みが濃い橙色であることで、糖度・酸味ともにはっきりした味わいです。皮は薄く柔らかいので、手で剥きやすく、ジョウノウも薄く、果肉と共に食べても気になりません。サジョウはとてもジューシーで、十分な甘さと適度な酸味がバランスがよく感じられます。

大将季は鹿児島県経済連の登録商標で、光センサーによる選果選別を行い、糖度・酸度を確認します。糖度13度以上・酸度1%以下の基準をクリアした物だけが大将季でこぽんとなります。経済連を通さない物や・出荷基準に満たない物は大将季として出荷することは出来ません。大将季の名前の由来は、大野氏のお孫さんの将季くんと大野氏の大をとり名付けられました。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約51kcal

大将季に含まれるβクリプトキサンチンは、ガン予防への効果が期待されています。また、飲酒、喫煙などによって生じる活性酸素を抗酸化物質として抑制してくれます。ビタミンCを豊富に含んでおり、シネフィリンとともに風邪予防にも大きな効果があります。クエン酸を含んでおり、体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血をきれいにする働きがあります。

 

<おいしいものの見分け方>

外見はあまり気にせず、色が濃い橙色でヘタの部分に青みが残っているものを選ぶとよいです。持った時にずっしりと重みを感じる物の方が果汁が多く美味しいです。デコポンにあるコブは合っても無くても味に差はありません。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

デコポンの皮は一見ゴワゴワした感じで厚そうに見えますが意外に薄く、比較的剥きやすいのでミカンのように手で剥いても大丈夫です。大将季は甘みが強く、酸味はあまり感じません。プリッとしてとてもジューシーな果肉はとても美味しく、じょうのう膜を剥いて果肉だけを口に入れると柔らかい弾力をのある粒々の感じが舌に感じられ至福のデザートとなります。デコポンはとてもジューシーなので、果汁を絞りジュースやゼリー、シャーベットなどにも適しています。

 

<保存方法>

保存性は良い方です。 時期的に気温が高くないので、冷暗所においておくだけで大丈夫です。4月頃になり、気温が高い場合は冷蔵庫に入れます。その場合は乾燥しやすいのでラップに包むか袋に入れるようにしてください。