大切なあなたにこのメロンを

クラウン印マスクメロン(くらうんじるしますくめろん)

主な産地 | 静岡県
出荷時期 | 1月~12月

<特徴>

日本のちょうど真ん中に位置し、気候温暖で肥沃な土地と豊かな清流を有する静岡県西部、天竜川以東の地域がクラウンメロンの産地です。

栽培方法として栽培床を地面と切り離し、限られた土量の中でメロンを栽培する隔離ベット栽培が行われています。栽培する環境は、太陽光線の透過率が高く、光を好むメロンの栽培に適しているガラス温室での栽培です。一本の木にはおよそ30〜32枚の葉がつき、その葉を大切にして3本の側枝の雌花に交配し、3個できる小メロンの中からひとつだけを選び残し、その実にすべての養分が集中するようにしています。そのためクラウンメロンでは1本のメロンの木から1個のメロンのみ収穫している。

種はおよそ20種類あり、四季に合わせて種を選んで栽培しているため、安定した品質を保った周年栽培が可能になります。

糖度は13~14度ほどあり、等級も、最もグレードの高いメロンで流通量が非常に少ない【富士】、富士に次ぐ最高級品、全体の約3割程度の【山】、最も生産性が多く全体の約6割で値段もお手頃な【白】、網目の盛りが弱いなどの外観や内容に難があり、主に業務用として使われる【雪】、網目にキズや、玉が割れてるものなど主に加工用として使われる【キズ】と5段階に分かれています。

クラウンメロンに貼られた王冠のシールは、厳しい検査に合格したメロンだけに与えられる大切なシール。このシールには生産者No.が記入されており、どの組合員が栽培したメロンかが分かるようになっています。静岡県温室農業協同組合では、4つの支所から温室メロンを出荷しており、そのうち「クラウンメロン支所」から出荷されているもが、「王冠マーク」のシールが貼られ「クラウンメロン」として流通しています。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約42kcal

メロンには高血圧予防やむくみ解消に効果があるカリウムやビタミンB1、抗酸化作用のあるビタミンA、お肌を綺麗に保つ為には欠かせないビタミンCなどを含みます。また、メロンに含まれているパントテン酸(ビタミンB群のひとつ)には、たんぱく質の分解を防ぎ、代謝活動を上げる働きもあるので、メロンは美容効果の高い果物と言えます。

 

<おいしいものの見分け方>

メロンを選ぶときは、大きすぎず小さすぎず、その品種に見合った適度なサイズの物が良く、色ムラが無く均整がとれた左右対称のもの、そして手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶと良いでしょう。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

お召し上がりの2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと一層美味しい。ナイフで4~6等分にカットし、種を取りそのまま食べるのが1番の美味しい食べ方です。

 

<保存方法>

メロンは冷蔵庫では追熟が進まないため、食べ頃になるまで常温(15度くらい)で保存してください。メロンの下部(お尻の部分)を軽く指で押してみてほんの少し柔らかく感じる頃が食べ頃です。食べ頃になれば、丸ごと若しくは半分に切って種を取りラップに包んで冷蔵庫で冷やして食べるのがオススメです。