<特徴>
「久留米55号」と「系531」を交配して育成し、2007年に愛知県で品種登録されました。「みんなの夢が叶うおいしいイチゴ」という意味が込められて「ゆめのか」と命名されました。果皮がほど良く硬いため傷みにくく、完熟に近い状態で収穫できることもあって、糖度も高めですが、酸味もあってさっぱりとした食味に感じられます。果実は円錐形で大きく、平均20g前後の果実がつくとされています。果皮の色は色むらもなくヘタの近くまで綺麗な赤で、果肉、及び果心共に淡い赤色をしています。果肉は適度な固さですがとてもジューシーです。
<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>
約34kcal(一粒あたりは、約5kcal)
イチゴはある程度の量をまとめて食べることが多いので、ビタミンCの摂取に適しているといえます。 これは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。また、イチゴの赤い色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で、眼精疲労回復や視力回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、がん予防にも効果があるといわれています。
<おいしいものの見分け方>
ゆめのかは果皮が鮮やかな赤色になるのが特徴なので、全体がきれいに色づいているものを選びます。また、へたが青々としていて、果皮に張りがあるものが新鮮です。着色の少ないものや、濃すぎて黒っぽくなったりツヤがなくなっているものは避けたほうがよいでしょう。
<ハナフルオススメの食べ方>
甘みと酸味のバランスがよいので、水洗いしてそのまま食べましょう。酸味が強いと感じる場合は、練乳やチョコレートをかけたり、いちごミルクなどにしてもよいでしょう。ゆめのかはほどよい酸味があるため生クリームとの相性もよく、パフェやケーキにも最適。ジャムやピューレなどしてもおいしく味わえます。
<保存方法>
購入したらポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。暖房の効いた暖かい部屋に置いたままにしないようにしましょう。ゆめのかは日持ちがよいほうですが、みずみずしさを味わうなら鮮度のよいうちに食べるのがおすすめ。2~3日中に消費するようにします。