中まで白い幻の白いちご

パールホワイト

主な産地 | 奈良県
出荷時期 | 12月上旬~4月上旬

<特徴>

奈良県で誕生した白いちごです。親品種などは不明ですが、2015年に品種登録されました。登録時の品種名は「イロハ-001」でパールホワイトというのは愛称です。「希少性を守るため、栽培を認められているのは県内に6農家しかない。」とされ、JAならけんでの取り扱いも2017年に始まったばかりで市場に出荷される数は限られ、品質が高く維持されています。奈良県以外では、【佐賀県白石町 静岡県掛川市の鈴木農園】、【岐阜県山県市のやまがたいちご楽園 雅】で栽培されています。名前のとおり見た目は白く、熟しても薄い桃色程度ですが、そう果(つぶつぶ)の部分は赤くなり、白地に赤いつぶつぶはかわいらしく見えます。果肉も白く、程よい甘さに少ない酸味、見た目の美しさから贈答用に人気です。同じ奈良県産のいちごで赤い「古都華(ことか)」と詰合せた「紅白いちご」も見た目に華やかでおめでたい席に人気です。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約34kcal(一粒あたりは、約5kcal)

いちごはある程度の量をまとめて食べることが多いので、ビタミンCの摂取に適しているといえます。 これは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

 

<おいしいものの見分け方>

果皮に張りがあり、つぶつぶ(そう果)が赤くて、果皮が薄いピンク色に見えるものがよいでしょう。へたや果皮が変色しているものは避けましょう。パールホワイトは熟しても赤くなりません。果皮が白~薄いピンク色の状態で完熟しているので、珍しくてかわいらしい外観を楽しみましょう。

 

<ハナフルオススメの食べ方>

水洗いしてそのまま食べるほか、白色を生かして、パフェやタルトなどに加工しても楽しめます。トッピングに使う場合は、普通の赤いいちごと一緒に紅白で使うと、彩りが華やかになります。

 

<保存方法>

店頭に並ぶパールホワイトは、果実同士がぶつからないよう、1粒ずつを並べてパッキングされていることが多いです。乾燥しないよう、そのパックのままポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。果皮はかためですが、ほかのいちごと同様に鮮度が大切です。購入したらなるべく早く消費します。