もう一つ食べたくなる究極の蜜入りりんご

こみつ

主な産地 | 青森県
出荷時期 | 11月~1月

<特徴>

青森県津軽石川農協が2007年に登録商標した比較的新しいりんごです。もともとの品種は「高徳」で、まずは、糖度を16度前後まで高め、そこから蜜を極め、落果の頃まで樹上で完熟させてから収穫します。その後、糖度14度基準で選果。蜜は実は少し甘味が少ないので蜜が豊富に入る頃には、若干糖度は下がります。収穫された「こみつ」は「こみつ」を名乗る為に、厳しくチェックされ、小玉で蜜がたっぷり入った美味なものだけが「こみつ」を名乗れるのです。つまり、究極レベルに達していない「高徳」は「こみつ」を名乗ることはできないのです。樹上で完熟させる間に、落果と鳥の食害が避けられない為、味を極める為に収穫量はどうしても少なく、貴重なりんごです。果肉は黄色く、14度程度の糖度に適度な酸味が心地よいです。食感も程よい硬さで小玉でもあるので食べやすく食べ飽きしないので非常に高いリピート率を誇るりんごです。多いものでは断面積の8割近くまでが蜜が占めます。強い電灯や太陽で透かすと、蜜がたっぷりと入っている為、中が明るく見えます。

蜜は日毎に少なくなりますが、品質が劣っていく訳ではないです。何故なら本来は蜜の部分より蜜の周りの果肉の方が糖度は高いのです。こみつは果肉のほとんどが蜜でも糖度が高くて甘いりんごという事です。蜜は完熟の証です。

 

<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>

約54kcal

 

<おいしいものの見分け方>

 

<ハナフルオススメの食べ方>

食べ方の自由度が高く、皮ごとかぶりついても良し、皮を剥いてカットしてもいいですが、こみつは蜜が非常に多く、皮や芯の近くまで蜜が広がっているため、皮や芯はそのままに5mm程度の幅に輪切りに切って食べることが推奨されています。他にはお好みの大きさに合わせてヨーグルトに入れて食べてみても美味しいです。

 

<保存方法>

 常温で保存する場合は温度差の少ない冷暗所で保存し、冷蔵庫で保存する場合はポリ袋などに入れて保存がおすすめです。時間が経つにつれて蜜が見えなくなるのでなるべく早めにお召し上がりください。