<特徴>
1972年 香川県坂出市 小原幸晴氏の農園で発見された突然変異のミカンで、香川県のオリジナル品種で、香川県でのみ作られています。
鮮やかな濃い紅色が最大の特徴で、その濃い色は果肉にも現れています。果皮は薄く、手で剥きやすく中の房は果汁がたっぷりと詰まった弾力があり、強い甘みとソフトな酸味で、濃い味のミカンという感じです。甘ったるいだけじゃなく、後味はさわやかで、糖度は11.5度以上になります。
11月下旬から収穫が始まり、露地ものは12月いっぱいぐらいで終わり。その後、1月下旬頃から越冬ものが収穫される。食べ頃は通常栽培のものが11月下旬から1月上旬位までで、越冬ものは2月の初旬から中旬となります。
小原紅早生は出荷時の糖度検査により、糖度12度以上の最高ランクのものを「さぬき紅」、糖度11度以上のものを「金時紅」、それ以下のものは単に「小原紅」として出荷され、「越冬小原紅早生」は、果実の品質と食味を最上級に仕上げるため、ビニールハウスの中で雨よけと細やかな水分管理によって栽培し、年が明けるまで完熟させてから収穫されたもので、1月下旬くらいから出荷が始まります。
<100グラムあたりのカロリーと主な栄養素>
約55kcal
ビタミンCが豊富で、体内の酸性物質を減少させたり、疲労回復に効果があるとされるクエン酸が豊富です。
<おいしいものの見分け方>
皮に張りがあり、ふっくらとして重いものを選んだ方が良いです。
<ハナフルオススメの食べ方>
果皮は薄く手で剥きやすいのでそのまま手で剥いて食べます。
<保存方法>
風通しのよい涼しい冷暗所で保存。暖房の効いた部屋や直射日光のあたる場所は避けてください。